地盤調査・改良
一戸建て住宅や商業ビルなどの建築物を建てる際、その土台となる地面が適切な性質を持っているかどうかを判断するためには、正確な地盤調査が必要不可欠です。
テクノケミカルでは、長年の経験と蓄積したデータと確かな技術で、精度の高い調査、解析を行います。
地盤調査① 表面波探査試験
起振機「人工震源」と受信機で震度毎のレイリー波速度を測定し、地盤構成と地盤の強さ(地耐力)と特性を把握します。
レイリー波速度から間接的に地盤の強さ(地耐力)の把握が可能であり、結果が正確です。(非破壊検査)
表面波探査法は、国土交通省告示第1113号に合致した一種であるとともに、先端技術・技術審査証明事業実施法人(旧建設大臣認定)財団法人 先端建設技術センターより「表面波探査法による地盤調査」として技術審査の証明を受けました(審証第2305号)。(財)住宅保証機構では、表面波探査試験を「物理探査試験」の名称で取り扱いをしています。(H13年度版 住宅保証住宅設計施工基準)
地盤調査② スウェーデン式サウンデング試験
スクリュウポイントを地盤に貫通させ、その時の貫入に要する荷重と回転数から抵抗値を測定します。
試験装置・試験方法が簡単で容易にでき、試験結果をN値に換算できます。
表層部に穴をあけられないと調査できず、地中にガラ等があると、貫入不可になり、正確な調査結果が得られないこともあります。
弊社では、上記の理由から、表面波探査試験を併用しております。
地盤改良工事① 表層改良
軟弱地盤の層が2m以内の場合に軟弱地盤の強度を上げ下部の良好地盤と一体化させて支持地盤を造る工法。工期は1~2日。 費用は、深度1m程度の場合、30~50万円が目安です。 深度が2m位ですと、柱状改良の方が安価に抑える事ができることもあります。
地盤改良工事② 柱状改良
軟弱地盤が2m以上8m以下の場合に用いられる工法で、土の中にコンクリートの柱を造ってしまう工法です。工期は、1~2日程ですが、施工後2~3日の養生期間が必要です。柱の径は60cm、1820ミリ間隔で配置します。施行には、水道が不可欠です、仮設水道を設置しておく必要があります。
1Fの床面積が20坪程度で4~5mの改良工事の場合70~100万円が目安です。
六価クロム対策を怠ってはなりません。
地盤改良工事③ 鋼管杭
地盤が軟弱な場合に地中に打ち込む鋼製の杭のことです。
深度30m程まで施工可能。
一搬住宅では、外径114.3mmor139.8mm,肉厚4.2mmの耐腐食性に優れた一搬構造用炭素鋼鋼管STK-400を用いるのが最も一搬的です。
工期は1~2日程。
1F、床面積が20坪程度で5~6mの工事でおよそ110~140万円ほどが目安です。
上記の各改良工事費用は目安であり、一概にこの範囲で収まるとは言えませんので、ご了承ください。詳しくは、お問い合わせください。